ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れるなどして涙が均等に行きわたらなくなる病気であり、目の表面に傷を伴うことがあります。
ドライアイは、涙の病気といえます。
高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えており、その数は2,200万人ともいわれています。
ドライアイ患者さんは、目が乾くなど典型的なドライアイ症状だけでなく、様々な症状に悩まされています。
ドライアイの診断基準が変わりました。
ドライアイの本質は、涙液分泌量や角結膜上皮障害にあるのではなく、涙液層の不安定化にある、ということが明確に定義されました。
そして、眼表面の涙液層の層別診断・層別診療が行われるようになり、各障害部位に合わせて使う点眼薬が選ばれるようになりました。
●診断基準から涙液分泌量および角結膜上皮障害の項目が外され、自覚症状とBUTのみとなった
●診断基準からドライアイ「疑い例」がなくなり、確定診断のみとなった